外壁材の選び方
30年の手入れ まで入れて比べよう

わが
先に結論
- わが
家は 外壁に サイディングを使わず、 遮熱塗料(キルコート)で仕上げました。最初の 費用より、 30年の塗り替えの回数で選びました。 - 2024年に
書いた 数字 (仮に30坪の家)で最初の 工事と 30年の 手入れを 足すと、 サイディング約410万円、 キルコート約280万円でした。 目地と 年数を 厳しめに 数えると、 差は約70万〜90万円に 縮みます。 - 当時は、
塗料で 断熱や 冷暖房の 効率も 良くなると 考えていました。 確かめ直すと、 塗った膜は断熱材の代わりにならず、 冬はむしろ不利に働くこともあると 分かりました。
わが家が外壁で決めたこと
わが家は2023年9月に、築50年ほどの戸建てをほぼ土地の値段で買い、フルリノベーション
わが
- 外壁:キルコート遮熱を
うたう 塗料 - 屋根:
ガルバリウム 鋼板 - 断熱材:
セルロースファイバー - 窓:
オール ガス入りの樹脂 サッシ ペアガラス以上 - シロアリ
対策: ホウ酸 - 内壁:
珪藻土または 自然素材の クロス
打ち合わせの最初の段階で、選んだ理由とあわせて伝えた一覧です。
家づくりの考え方は、「30年以上、
素材は工務店に任せず、自分たちで調べて決めました。その素材をよく扱う工務店を、数十件の候補から1つずつ話を聞いて選んでいます。
サイディングは使わない、と最初に決めていました。30年の間に塗り替えと目地の打ち替えが重なり、手入れの回数が多くなると考えたからです。
戸建て住宅の外壁材は、約8割(80.1%)が窯業系サイディングです(日本サッシ協会の調査)。セメント質と繊維質の原料を、板の形にした外壁材
参考にした家づくりの本では、別の遮熱塗料が紹介されていました。当時の調べでは、本の家づくりの仕組みの家でしか、ほぼ使えない塗料です。そこで代わりにキルコートを選んでいます。
キルコートも扱える業者は限られ、当時調べた時点で全国に数十社ほどでした。業者を
出典:日本窯業外装材協会(最後の「出典」の1・2)
30年の外壁の費用、わが家の当時の目安
2024年にわが家が書いた数字(1回ごとの費用と回数)から、光熱費を除いて計算し直した合計です。
| 仮に | サイディング | キルコート |
|---|---|---|
| 最初の工事 | 約150万円 | 約200万円 |
| 塗り替え | 約100万円× | 約80万円×1回 |
| 目地の | 約20万円×3回 | 入れていない |
| 30年の合計 | 約410万円 | 約280万円 |
| キルコートにも | 約410万円 | 約340万円 |
| 短い方の | 約510万円 | 約420万円 |
30坪は仮の広さです。最初の工事費は2024年10月の記事、手入れの費用と間隔は2024年7月の記事の目安で、実際に払った額ではありません。間隔はサイディング10〜15年、キルコート15〜20年、目地約10年です。
最初の工事はキルコートが約50万円高くなります。それでも塗り替えが1回少なく、キルコートの側には目地の打ち替えを入れていないため、30年では
2024年の記事の30年の総費用(サイディング約950万円、
当時の数え方には、キルコートに有利な所が2つあります。目地を入れていない事と、長い方の年数で数えている事です。
キルコートは塗料なので、下に壁の材料(下地)があります。下地がサイディングのような板なら、板と板の間に目地(シーリング)があり、打ち替えも要ります。
日本窯業外装材協会の目安では、窯業系サイディングの塗り替えは10年前後・20年前後・
短い方の年数(サイディング10年・
この
塗料の持ちの年数は、当時わが家が書いた目安です。外壁の記事では15〜20年、屋根の記事では15年程度と書いていました。環境省の実証の報告書には、メーカーが申し出た参考の情報として、製品の1つの寿命15〜20年が載っています。
国土交通省の建設工事費デフレーター(木造住宅)は、2024年7〜9月の118.8から
出典:日本窯業外装材協会・環境省・国土交通省(最後の「出典」の3・8・9)
塗料に期待したこと、確かめ直したこと
2024年の記事では、キルコートを「高い断熱性能」があり、光熱費の削減に役立つ塗料と書いていました。
わが
当時
- 夏の
暑さを抑える - 断熱や
冷暖房の 効率も 良くなる - 塗り
替えの 間隔が 長い (15〜20年)
2026年に
- 塗った
膜は、 断熱材の 代わりに ならない - 冬は、
むしろ 不利に 働くこともある
日本建設業連合会が2014年ごろにまとめた解説は、塗った膜は断熱材よりとても薄く、断熱材の
キルコートの製品の1つを試した環境省の実証(2009年度)では、白に近い色だと、一般の塗料と日射の反射率に
塗料で光熱費がどれだけ変わるかは、公式の資料で確かめられず、この記事の30年の費用からは外しました。
住んでみて違いを感じているのは、壁の中の断熱材(セルロースファイバー)と、
窓は国の補助金を使い、わが家では131万9,000円の補助が出ました(窓の補助金の記事)。
わが家の外壁は、まだ最初の塗り替えの時期が来ていません。15〜20年という年数が当たるかは、これから確かめることになります。
出典:日本建設業連合会・環境省(最後の「出典」の7・8)
新築の見積もりで見た「手入れの費用」
わが家は最初、新築の注文住宅を考えていました。長期優良住宅で建てようとまでしていて、ハウスメーカーに見積もりも出してもらっています。
長期優良住宅の
- 計画の
期間は 認定の30年以上 時に、 点検と 手入れの 計画を 作る - 点検の
間隔は 地震や10年以内 台風の 後も 点検する - 外壁も
点検の 雨水を対象 防ぐ 部分= 屋根・ 外壁・ 窓や 戸など - 結果を
見て、 点検や必要なら 修繕 修繕の 記録を 作って 残す
その見積もりには、将来の手入れなどの費用が
当時は、長期優良住宅なら断熱や省エネの基準も高く、補助金ももらえて、良いことばかりだと考えていました。
考えが変わったのは、家づくりの本を読んでからです。わが家は、点検で手入れが要ると言われた時に、断りにくい仕組みだと受け止めました。見積もりの1,000万円も、物の値段が上がれば30年で1,500万〜2,000万円になると、当時は見込んでいます。
結果として長期優良住宅では建てず、やらなくて良かったと思っています。
最終的に新築もやめ、築50年ほどの戸建てのフルリノベーションを選びました。同じ質の家を新築すると、建てる費用がおよそ2倍になると言われたことが大きな理由です。
出典:住宅性能評価・表示協会・国土交通省・e-Gov法令検索
わが家の数字で、比べ方をたどる
今の
30年の
- 候補を
2〜 わが3つに しぼる 家は サイディングと キルコート。 塗料なら 下地も 書く - 1回の
手入れの 塗り費用を 聞く 替えと 目地。 足場代が 入っているか - 30年の
回数を、 サイディング長い方と 短い方の 年数で 数える 2〜 3回、 キルコート 1〜 2回 - 最初の
工事費+1回の サイディング約費用×回数 410万〜 510万円、 キルコート約 280万〜 420万円 - 屋根と
時期を わがそろえられるか 家の 屋根は ガルバリウム鋼板 - 保証の
条件を 何年・確かめる 何を・ 誰が 施工した 時か
当時の目安では、外壁は15〜20年ごと、屋根は20年ごとの塗装
国土技術政策総合研究所の指針(案)は、足場の要る工事を同時に行うと費用を減らせるとしています。足場が要るかと足場代は、見積もりで確かめます。
わが家も打ち合わせを進めるうちに、費用は予想より上がりました。
将来の張り替えで、壁の主な材まで直す改修が壁の半分を超えると、
出典:国土技術政策総合研究所・国土交通省(最後の「出典」の10・11)
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出典(一次資料11件・2026年10月28日に確認)
- 日本窯業外装材協会『統計
データ』 (戸建住宅市場における 外壁材素材別 シェア。 元は 日本 サッシ 協会『2026年 3月版 住宅用建材使用状況調査』/ 2026年 10月 28日確認) - 日本窯業外装材協会『製品概要』(窯業系
サイディングとは /2026年 10月 28日確認) - 日本窯業外装材協会『メンテナンスに
ついて』 (シーリング材・一般的な メンテナンスの スケジュール/ 2026年 10月 28日確認) - 住宅性能評価・
表示協会『長期優良住宅認定 (2026年制度の 概要に ついて [新築版]』 4月 1日現在・ 3・ 4頁。 国土交通省『長期優良住宅の ページ 』(2025年12月1日更新)に 掲載/ 2026年 10月 28日確認) - 国土交通省『長期使用構造等と
する (第ための 措置及び維持保全の 方法の 基準』 4 維持保全の 方法の 基準/ 2026年 10月 28日確認) - e-
Gov法令検索『長期優良住宅の (第2条 住宅の普及の 促進に 関する 法律施行令』 雨水の 浸入を 防止する 部分/ 2026年 10月 28日確認) - 日本建設業連合会『遮熱・
断熱塗料 (2014年解説』 2月作成・ 1・ 2頁/ 2026年 10月 28日確認) - 環境省『平成
21年度環境技術実証事業 (実証番号高反射率塗料 キルコート SS 実証試験結果 報告書 (概要)』 051- 0958・ 1・ 2・ 6・ 7頁/ 2026年 10月 28日確認) - 国土交通省『建設工事費
デフレーター』 (四半期別・月別の 木造住宅、 2020年度= 100、 2026年 9月 30日付け。 2023年度以降の ウエイトは 暫定値/ 2026年 10月 28日確認) - 国土技術政策総合研究所『戸建て
木造住宅の (3頁・維持管理業務に 関する 指針 (案)』 参考- 2 関連 ツール等 2010年/ 2026年 10月 28日確認) - 国土交通省『リフォームに
おける (2・建築確認要否の 解説事例集 (木造一戸建て住宅)』 5頁/ 2026年 10月 28日確認)