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窓の断熱リフォーム2026

窓の補助金、誰がいつまでにいくら?

雨つぶのついた窓ガラス
イメージ写真:Francesco Gallarotti(Unsplash)(CC0 1.0・Wikimedia Commons)

わが家は、築50年ほどの戸建てをフルリノベした時に、窓をすべて断熱窓に替えて国の補助を使いました。かかったお金と選び方をそのまま出し、2026年の決まりは公式サイトで確かめ直しました(2026年10月28日確認)。

最終確認日 更新

先に結論

  • わが家はフルリノベで窓10か所をすべて替え、当時の事業で補助は131万9,000円でした。サッシの代金はほぼ補助でまかなえ、取り付けの工事費約20万円は自分たちで払いました。
  • 2026年は、上限が住宅1戸あたり100万円に下がりました(わが家が使った2023年の事業は200万円)。窓を全部替える工事では、上限で止まることがあります。
  • 申請するのは、登録した工事の事業者です。予約は遅くとも11月16日、交付申請は遅くとも12月31日まで。予算に達すると、その前でも終わります。

わが家の窓は10か所、補助は131万9,000円

わが家は、築50年ほどの戸建てをほぼ土地の値段で買い、フルリノベーションをしました。家を買ったのは2023年9月です。

骨組みを生かして中をいったん取り払う工事だったので、窓もすべて替えました。補助は、2023年の国の事業(先進的窓リノベ事業)を使いました。

わが家の窓の工事

  • 替えた窓大4・中2・小4の10か所。外窓の交換(カバー工法かはつり工法)
  • 選んだ窓オール樹脂サッシに、Low-Eの複層ガラス(ペア以上・ガス入り)
  • 受けた補助131万9,000円
  • 自分たちで払った分取り付けの工事費約20万円

窓ごとに見ると、補助の額より安く仕入れられた窓もありました。サッシの代金の合計は、補助金とほぼ同じになりました。

ただ、取り付けの工事費は別で、約20万円かかりました。窓が無料になったわけではありません。

窓にお金をかけた理由と、選び方

わが家では、窓は費用を削らない所と最初に決めていました。家の快適さは窓で大きく変わり、冷暖房の効きまで考えると、かける価値があると考えたからです。

わが家がした4つのこと

  1. 窓の希望を最初に伝える最初の段階で、オール樹脂サッシとガス入りの複層ガラスと伝えた
  2. 使える補助を自分で調べるふつうの素材との費用の差も確かめ、調べた補助を工務店に提案した
  3. 窓を1つずつ決める開かない窓(FIX)か開く窓か、すりガラスにするか、大きな窓にするか
  4. いちばん上の区分で、安い窓を選ぶ当時いちばん上の区分(SS)の中で、できるだけ値段の安い窓に

補助の額は、窓の値段ではなく、性能の区分と大きさ、工事の種類、家の建て方(戸建てか集合住宅か)で決まる定額です。

わが家でいちばん高かったのは、大きな引き違い窓で約25万円でした。2023年の事業では、区分SSの大きい窓の補助は1か所18万3,000円です。補助は定額なので、同じ区分の中で安い窓を選ぶほど、自分で払う分が減ります。

窓の種類や位置は、営業の人に任せきりにすると、後で不満が出ても変えられないことが多いと感じました。わが家では、前もって自分たちで細かく決めておきました。

住んでみて分かったこと

今の家に住む前の2年ほどは、誰も住んでいなかった、築50年以上の親族の空き家に住んでいました。

前の家と、今の家

  • 前の家(築50年以上の空き家)寒い時は寒く、暑い時は暑い。外の音も筒抜け
  • 今の家(窓と断熱材を替えた後)窓を閉めれば、外の音はほぼ聞こえない。冷暖房の効きも良い

子どもが夜にどれだけ泣いても、外に声が聞こえることはありません。夜遅くでも、周りを気にせず過ごせています。

ただ、断熱材(セルロースファイバー)も同時に入れ替えたので、窓だけの効果とは言えません。

2023年と2026年で、変わったこと

わが家が使った2023年の事業と今年とでは、上限も、窓1か所ごとの額も違います。

項目2023年2026年
上限(住宅1戸)200万円100万円
大きい窓1か所183,000円188,000円
中くらいの窓1か所136,000円138,000円
小さい窓1か所91,000円89,000円
対象の工事2022年11月8日以降に契約し、事業者の登録後に着工2025年11月28日以降に着工
交付申請の締切遅くとも2023年12月末遅くとも2026年12月31日

1か所の額は、戸建ての外窓の交換で、性能がいちばん上の区分(2023年はSS、2026年はP)の場合。2023年は外窓の交換が工法で分かれておらず、2026年はカバー工法の額です。2026年は、4.0㎡以上の「特大」も加わりました。

1か所の額はあまり変わらず、上限が半分になりました。わが家と同じ大4・中2・小4の10か所を、今年の表で足してみます。すべて区分Pで、額の低いはつり工法とした仮の計算です。

同じ10か所を2026年の表で(戸建て・区分P・はつり工法)

596,000円大4か所+ 220,000円中2か所+ 276,000円小4か所= 1,092,000円上限の100万円で止まる

窓を全部替えるような工事では、今年は上限の100万円で止まることがあります。

反対に、1回の申請の合計が5万円に届かない工事は、対象になりません。

補助の表は、家の建て方ごとに分かれています。同じ外窓の交換(カバー工法)・区分P・大でも、戸建ては188,000円、4階以上の集合住宅は229,000円です。

自分の家で、補助の見込みを出す手順

  • 家の建て方を確かめる(戸建てか、3階以下の集合住宅か、4階以上の集合住宅か。二世帯住宅は集合住宅に入る)
  • 替えたい窓を、大きさ(特大・大・中・小)ごとに数える
  • 工事の種類(内窓・外窓の交換・ガラス交換)と、製品の区分を事業者に聞く
  • 公式の表で、建て方に合った1か所ずつの額を出して、足す
  • 合計が5万円以上か、上限の100万円を超えないかを見る

今年使うなら、締切と見積もりの見方

2026年の事業は、2025年11月28日以降に着工した工事が対象です。申請は、事務局に登録した工事の事業者(窓リノベ事業者)がします。

わが家の時も、申請と工事前の写真は事業者の側がしてくれました。自分たちで申請することはありませんでした。

頼む側から見た順番(日付は2026年)

  1. 着工の前に契約補助を工事代金に充てるか、現金で受け取るかも決める
  2. 事業者が工事前の写真を撮る撮り忘れると、補助は受けられない
  3. 引き渡しの後に、事業者が交付申請遅くとも12月31日(予約は11月16日まで)

書類などのくわしい流れは、事務局の『申請手続きの詳細』(出典の4)に載っています。

予算に達すると、締切の前でも終わります

10月27日午前0時の時点で、申請と予約の額は予算(1,125億円)の約32%です。2025年の事業は、2025年12月31日で受付を終えました。

わが家は、家を買ってから完成まで9か月かかりました。フルリノベと一緒に使うなら、12月31日までに引き渡しを受けられるかを、契約の前に事業者と確かめておくと安心です。

2025年4月からは、2階建ての木造の戸建てなどの大きなリフォームに、建築確認の手続きが要るようになりました。わが家がリノベした家も、今の決まりの下だったら、費用が数百万円増えるか、建て直ししかできなかったかもしれないと感じています(古い戸建てのリノベの記事)。

窓だけを替える場合、国は補助の単価を「一般的に要する費用の1/2以内」で決めています。わが家の見方では、窓だけなら工事費の半分近くは自分で払うと見ておくと、見積もりと比べやすくなります。

わが家は、使える補助を自分で調べてから、工務店に提案しました。今年なら、契約の前に次の4つを事業者に確かめておくと安心です。

契約の前に、事業者に聞くこと

  • 窓リノベ事業者として登録しているか(登録の無い事業者との契約は対象外。公式の検索に載らない登録事業者もいる)
  • 12月31日までに引き渡しまで終えられるか、予約をするか(わが家は、家を買ってから完成まで9か月)
  • 窓ごとの区分と大きさ、補助額の見込み(2023年の表では、区分SSの大きい窓1か所で18万3,000円)
  • 補助の受け取り方、受けられなかった時の負担、事務手数料の有無(「共同事業実施規約」で決める)

ほかの補助と、補助を受けた後の決まり

  • 大阪府のまとめにある堺市・大阪狭山市の省エネの補助は、太陽光発電や蓄電池、エアコンの買い換えなどで、窓の断熱だけを対象にした物はありませんでした。
  • 堺市には、準防火地域にある耐震性能のある家で、防火の改修と同時にする窓の断熱改修も対象にする補助があります。防火の改修が本体で、工事の契約の前に市へ申請します。要綱は2026年4月1日更新で、令和8年度の予算分も対象です。
  • 市区町村の補助は、国のお金が入っていなければ窓リノベと重ねられます。堺市の防火の補助と同じ窓で重ねられるかは、市に確かめが必要です。
  • 国のほかの補助(みらいエコ住宅2026事業など)とは、同じ窓で重ねられません。補助を受けた窓は、補助が完了してから10年間、事務局の承認なく外したり捨てたりできません(家を住宅として売る・貸すのはかまいません)。
  • わが家の窓のように、前の年までの事業で補助を受けた窓は、2026年の事業の対象外です。引っ越しや窓を外す時の相談は、前の年の分も専用の窓口(メール)で受け付けています。

書いた人

運営・執筆

RYU

堺市で2人の子を育てる父です。築50年ほどの戸建てを買い、工務店と打ち合わせを重ねて、自然素材でリノベーションしました。窓の断熱リフォームでは国の補助金を使い、制度の条件や期限は公式の情報で確かめて書いています。

建築士・宅地建物取引士ではありません。工事や契約は、工務店や専門家に確かめてください。

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次に読む

出典(一次資料15件・2026年10月28日に確認)
  1. 先進的窓リノベ2026事業【公式】(一般消費者の方へ・予算に対する補助金申請額の割合〈2026年10月27日午前0時時点〉/2026年10月28日確認)
  2. 同『事業概要』(予算・補助額と上限額・1申請5万円以上・対象期間・予約と交付申請の期間・還元方法・過去の事業の窓の除外/2026年10月28日確認)
  3. 同『対象要件の詳細(住宅)』(戸建住宅と集合住宅の分類・他の補助金との併用・財産処分の制限・過年度の財産処分の窓口/2026年10月28日確認)
  4. 同『申請手続きの詳細(住宅)』(共同事業実施規約の主な内容・工事前写真・予約・引渡し・振込/2026年10月28日確認)
  5. 同『対象工事の詳細』の外窓交換(カバー工法)・外窓交換(はつり工法)(性能区分・サイズ・戸建住宅と中高層集合住宅の補助額/2026年10月28日確認)
  6. 環境省『先進的窓リノベ2026事業の概要』(補助単価は一般的に要する費用の1/2以内・2025年の事業からの変更点・単価表/2026年10月28日確認)
  7. 環境省『先進的窓リノベ2026事業について』(2025年の事業の受付終了/2026年10月28日確認)
  8. 環境省『先進的窓リノベ事業の概要』(2023年の事業)(上限200万円・外窓交換の1か所の額・契約と着工の条件・交付申請は遅くとも2023年12月末/2026年10月28日確認)
  9. 住宅省エネ2026キャンペーン『補助金利用を相談できる事業者の検索』(公表を希望した事業者だけを公表/2026年10月28日確認)
  10. 国土交通省『住宅ストック活用のため、改正建築基準法のポイントを解説!』(2025年8月22日発表・令和7年4月の施行で大規模修繕・模様替に建築確認/2026年10月28日確認)
  11. 大阪府『【令和8年度】大阪府内市町村の省エネ・再エネに関する補助金制度』(2026年10月7日更新/2026年10月28日確認)
  12. 堺市『堺市スマートハウス化等支援事業』(対象の機器/2026年10月28日確認)
  13. 大阪狭山市『地球温暖化対策設備導入促進事業について』(2026年7月1日更新・対象の設備/2026年10月28日確認)
  14. 堺市『住宅・建築物防火改修等促進事業』(2024年4月1日更新・補助対象建築物・交付申請は工事契約前・戸・窓の断熱改修工事/2026年10月28日確認)
  15. 堺市『堺市住宅・建築物防火改修等補助金交付要綱』(2026年4月1日更新・要綱の失効と令和8年度の予算分/2026年10月28日確認)