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堺市・大阪狭山市 赤ちゃんの予防接種

赤ちゃんの予防接種、どこで受ける?

花の咲いた木の前で、服の上からおなかに手を当てる妊婦
イメージ写真:Arteida MjESHTRI(Unsplash)(CC0 1.0・Wikimedia Commons)

赤ちゃんを守る接種は、生まれる前から始まります。妊娠中のRSウイルスワクチンと、里帰り中に受ける時の手続きを、堺市・大阪狭山市・厚生労働省の案内で確かめました(2026年10月30日)。

最終確認日 更新

先に結論

  • 赤ちゃんを守る接種は、生まれる前から始まります。妊娠28週0日から36週6日の間に1回受けるRSウイルスのワクチンが、2026年4月1日から定期接種になりました。対象の期間に受ければ自己負担はありません。
  • 堺市は、母子健康手帳をもらう時に予防接種手帳(予診票つき)も渡されます。大阪狭山市の子どもの定期接種は、大阪狭山市・富田林市・河内長野市の医療機関で受けられます。
  • 里帰り出産などで市の外で受ける時は、先に「予防接種実施依頼書」⁠の申請が要ります。発行に日数がかかるので、予約より前に動きます。

妊娠28週から36週に1回、RSウイルスのワクチン

2026年4月1日から、妊娠中の人へのRSウイルスワクチンが、予防接種法に基づく定期接種になりました。

妊娠中のRSウイルスワクチン(定期接種)

  • 受ける時期
    接種の時点で妊娠28週0日から36週6日
    この期間に1回。期間の外で受けると任意接種になり、全額自己負担
  • 自己負担
    実施協力医療機関で受ければ無料
    それ以外の医療機関は、先に依頼書が要る(4章)
  • 当日の持ち物
    お子さんの母子健康手帳と、受ける人の本人確認書類
    マイナンバーカードなど。予診票は医療機関に置いてある

堺市の案内では、RSウイルスは生後1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%の乳幼児が少なくとも1度は感染するとされています。初めて感染した乳幼児の約7割は数日で軽くなりますが、約3割は咳が悪化すると書かれています。

お母さんが受けて、赤ちゃんに抗体を渡す

生まれたばかりの赤ちゃんは免疫が未熟で、自分で十分な抗体をつくれないとされています。

母子免疫ワクチンは、妊婦が接種すると、体の中でできた抗体が胎盤を通って赤ちゃんに移る仕組みです。

定期接種に使うのは、組換えRSウイルスワクチン(ファイザー社のアブリスボ)です。同じ組換えでも、アレックスビー(GSK社)は母子免疫には使えません。

何を防ぐか生後90日生後180日
医療受診を必要とした下気道感染症6割程度5割程度
医療受診を必要とした重症の下気道感染症8割程度7割程度

堺市が示す有効性の目安(妊娠24週〜36週の妊婦を対象とした臨床試験より)。下気道感染症とは肺炎・気管支炎などです。

接種後14日以内に生まれた赤ちゃんへの有効性は確立していないため、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談するよう堺市は案内しています。

副反応と、相談してから受ける人

重大な副反応として、ショックとアナフィラキシーがあります(いずれも頻度は不明)。主な副反応は、注射した所の痛みが40.6%、頭痛が31.0%、筋肉痛が26.5%でした。

心臓・腎臓・肝臓・血液の病気がある人、予防接種で2日以内に発熱や発疹が出たことがある人、けいれんを起こしたことがある人、妊娠高血圧症候群と診断されたことがある人などは、前もって医師に相談するよう案内されています。

予診票は、母子健康手帳と一緒に渡される

堺市は、母子健康手帳の交付の時に「予防接種手帳」も渡します。

堺市の予防接種手帳

  • 中身
    定期接種の種別ごとの予診票がついている
  • もらう時
    母子健康手帳の交付と同時
    転入などで持っていない人は、随時もらえる
  • 受け取る所
    保健センター、または保健所 感染症対策課
    母子健康手帳を持っていく(電話 072-222-9933)

接種の当日は、予診票に記入し、予防接種手帳と母子健康手帳を持って行きます。RSワクチンの予診票だけは、医療機関に置いてあります。

確かめられなかったこと

大阪狭山市の予診票の渡し方は、市の公式ページでは見つけられませんでした。

大阪狭山市保健センター(電話 072-367-1300)で確かめてください。

どの医療機関で受けられるか

受けられる医療機関は、住んでいる市で違います。

住んでいる市子どもの定期接種RSウイルスワクチン
堺市堺市内の実施医療機関堺市の実施協力医療機関
大阪狭山市大阪狭山市・富田林市・河内長野市の医療機関上の3市と、堺市・和泉市の一部の医療機関

堺市は「こどもの定期予防接種実施医療機関」と「RSウイルスワクチン実施協力医療機関」の2つを、大阪狭山市は3市の一覧を、PDFで公開しています。

どちらの市も、先に医療機関へ電話などで予約してから行く形です。堺市の一覧が開けない時は、感染症対策課(072-222-9933)に電話で聞けます。

里帰り出産や市外で受ける時は、依頼書が先

市の外で定期接種を受ける時は、住んでいる市が出す「予防接種実施依頼書」が要ります。これを持たずに受けると、費用の助成が受けられません。

市外で受ける時の順番

  1. 住んでいる市に、予防接種実施依頼書を申請する堺市は保健センターか感染症対策課の窓口・郵送(RSはオンラインも)。大阪狭山市は窓口・郵送(RSはWebも)
  2. 依頼書が届くのを待つ堺市のRSワクチンはオンラインで2週間程度・書面で3週間程度、大阪狭山市は2週間程度
  3. 受ける医療機関に予約して、接種を受ける費用はいったん全額を自分で払う
  4. 領収書と母子健康手帳の写しを添えて、助成を申請する指定した口座に振り込まれる

医療機関に予約する時は、この発行の日数を見込んで日程を決めます。

堺市のRSワクチンを実施協力医療機関以外で受けた場合、令和8年度の助成の上限は29,898円です。超えた分は自己負担になります。子どもの定期接種の助成の上限額は、公表されていません。

大阪狭山市も、里帰り出産などで市外に滞在している人に償還払い(返金)で助成します。上限は、かかった費用と市の委託料の少ない方です。

申請は、どちらの市も接種からおおむね1年以内です。受ける医療機関がある市町村に助成がある時は、そちらが優先されます(大阪狭山市)。

市外で受けた時の費用助成

助成の対象

  • 子どもの定期接種
    (堺市は里帰り中の1歳未満など)
  • RSウイルスワクチン
    (対象の期間内)

対象にならない

  • 依頼書なしで受けた接種
  • 高齢者の肺炎球菌・インフルエンザ・新型コロナ(堺市)

冬のインフルエンザは、子どもは任意接種

厚生労働省は、乳幼児のインフルエンザワクチンは定期接種の対象になっておらず、希望した人が任意接種として受けていると説明しています。

子どものインフルエンザワクチン(任意接種)

  • 受けられる年齢と回数
    生後6か月から。13歳未満は2回
    6か月以上3歳未満は1回0.25mL、3歳以上13歳未満は1回0.5mL
  • 費用
    任意接種なので自己負担
    額は医療機関ごとに決まる。市は公表していない
  • 市の助成
    堺市の事業は65歳以上などが対象
    子どもは対象に入っていない

堺市の令和8年度のインフルエンザ予防接種事業は、満65歳以上の市民などが対象です。期間は令和8年9月24日から令和9年1月31日まで、自己負担金は1,500円です。

厚生労働省は、感染を完全に阻止する効果はないものの、発病と発病後の重症化を予防することには一定の効果があるとされていると説明しています。受けるかどうかは、かかりつけの医師に相談します。

確かめられなかったこと

子どものインフルエンザワクチンの料金は、医療機関ごとに決まります。市は額を公表していないため、ここには書いていません。

大阪狭山市に子どもへの助成があるかどうかは、市の公式ページでは見つけられませんでした。保健センター(072-367-1300)で確かめてください。

書いた人

運営・執筆

RYU

堺市で2人の子を育てる父で、趣味はカフェめぐりです。車を持たないので、子連れのおでかけはバスと電車です。この地域で自分が知りたいことを、公式の情報で一つずつ確かめて書きためていったら、このサイトになりました。

情報は公式の案内で確かめていますが、変わることがあります。出かける前に、公式のページも見てください。

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出典(一次資料10件・2026年10月30日に確認)
  1. 堺市『RSウイルス感染症について』(2026年10月22日更新/2026年10月30日確認)
  2. 堺市『予防接種手帳の交付について』(2023年4月1日更新/2026年10月30日確認)
  3. 堺市『市内予防接種実施医療機関について(こどもの定期予防接種)』(2026年10月22日更新/2026年10月30日確認)
  4. 堺市『堺市外で予防接種を受ける場合』(2024年9月30日更新/2026年10月30日確認)
  5. 堺市『堺市外で接種した定期予防接種の費用助成について』(2022年6月16日更新/2026年10月30日確認)
  6. 堺市『令和8年度 堺市インフルエンザ予防接種事業及び新型コロナウイルス感染症予防接種事業にかかる医療機関等向け情報』(2026年9月17日更新/2026年10月30日確認)
  7. 大阪狭山市『予防接種の実施医療機関』(2026年7月9日更新/2026年10月30日確認)
  8. 大阪狭山市『予防接種費用償還払(返金)制度について』(2025年4月1日更新/2026年10月30日確認)
  9. 厚生労働省『RSウイルスワクチン』(2026年10月30日確認)
  10. 厚生労働省『インフルエンザワクチン(季節性)』(2026年10月30日確認)