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会社で初めての産後パパ育休

赤ちゃんが大人の指をにぎる手(白黒)
イメージ写真:trestletech(Pixabay)(CC0 1.0・Wikimedia Commons)

うちの職場は人が足りないから、パパの育休は無理かもしれない。そう迷うご夫婦に向けて、相談から休みに入るまでの順番を書きました。

最終確認日 更新

先に結論

  • 人が足りない職場で、会社の男性で初めて産後パパ育休を取ることにしました。2回に分けて合わせて14日、2回とも月末を含む形です(月末に休んだ月は、保険料が免除になるため)。
  • 相談は予定日の約7週間前。申出書は予定日の約5週間前に、2回分をまとめて出しました(期限は、休みが始まる日の2週間前)。
  • 休む前にシフトを調整し、引き継ぎの表を作りました。会社には、会社が受けられる助成金と保険料の免除も伝えました。

2026年10月に2人目の長女が生まれ、妻は産休のあと、ふたたび育休に入る予定です。

この記事は、私(RYU)が1回目の産後パパ育休に入った2026年10月に書いています。

休むと決めるまでと、休みに入るまでにしたことを、順番に並べます。

相談から休みまでの流れ(私の場合)

  1. はじまり上司から「パパ育休も取れるみたい」⁠と提案
  2. 予定日の約7週間前職場に相談し、申し出の期限を確かめる
  3. 予定日の約5週間前2回分をまとめて、申出書を出す
  4. 予定日の12日前長女が誕生。その日のうちに、期間を変える申出書を出す
  5. 10月21日〜31日1回目の産後パパ育休(11日)
  6. 11月28日〜30日2回目の産後パパ育休(3日)

「取れない」⁠と思っていたところへ、上司からの提案

書いている私(RYU)の場合

私の仕事は、決まった人を1人ずつ受け持つ仕事です。

長く職場を空けるのは難しい立場で、正直なところ、育休は取れないと思っていました。最初は、有給で休むつもりでした。

きっかけは、上司からの声かけでした。

同じころ、もう1人のスタッフがパパ育休を取る予定でした。それを受けて上司が、「パパ育休も取れるみたいだけど、取りますか」と聞いてくれたのです。

こうして、会社の男性で初めて、産後パパ育休を取ることになりました。

産後パパ育休(出生時育児休業)は、子どもが生まれてすぐの時期に取れる休みです。

産後パパ育休とは

  • 生まれてから8週間の中で取れる
  • 休めるのは4週間まで
  • ママの産後休業と重なる時期
  • 2回に分けて取れる
  • 育休とは別に取れる

予定日の約7週間前に相談し、約5週間前に申し出た

相談から申し出までは、次の順で進めました。

相談から申し出まで(私の場合)

  1. 職場に相談する予定日の約7週間前
  2. 申し出の期限を確かめる休みが始まる日の2週間前だった
  3. 休み方を組む2回とも月末を入れ、合わせて14日にした
  4. 申出書を出す予定日の約5週間前に、2回分をまとめて

申し出の期限は、法律では原則、休みが始まる日の2週間前までです。

労使協定(会社と社員の代表との書面の取り決め)があれば、最長1か月前までとする会社もあります。

休み方で決めた4つのこと

ママの分の上乗せも、パパが通算14日以上休むことが条件です。パパが自営業の時などは、例外があります。

14日を数える期間は、生まれた日から8週間が基本です。予定日より早く生まれた時の数え方は、あとの章で説明します。

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人が足りない職場で、休む前にしたこと

人が足りない中での工夫として、休む前に次の3つをしました。

休む前にした3つのこと

  • シフトを前もって調整した
  • 引き継ぎの表を1枚にまとめた
  • 助成金と保険料免除を会社に伝えた

シフトは、私が休む間も人手が足りるように調整しました。

その調整の中で、ほかのスタッフにも協力してもらい、休みを早めに取ってもらいました。

引き継ぎの表は、受け持っている人ごとに、休みの間どうするかを決めた物です。

会社には、受けられる助成金と、会社分の社会保険料の免除を、詳しく伝えました。

保険料の免除は、休みのたびに会社が日本年金機構へ届け出ます。

会社が受けられる助成金

助成金は、両立支援等助成金の「出生時両立支援コース」です。

出生時両立支援コースの要点(2026年度の案内)

  • 中小企業が対象
  • 男性の社員が、生まれて8週間以内に始まる育休を取る
  • 1人目は、連続5日以上の育休
  • 育休を取りやすい職場づくりに取り組む
    正式には「雇用環境整備の措置」
  • 休む人の仕事の引き継ぎの決まりを整える
  • 会社が受け取れるのは、1人目の対象者で20万円
  • 窓口は、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)

20万円は、職場づくりの取り組みの数が多いと増えます。

ほかにも、育休の制度を就業規則に定めておくことなどの条件があります。

予定日より12日早く生まれ、その日に期間を変えた

長女は、予定日より12日早く生まれました。

何日に生まれたら、いつからいつまで休むかを、前もって決めていました。

そのため、生まれたその日に、期間を変える申出書を作って会社に出しました。

日程の変え方(私の場合)

変える前

  • 1回目:予定日〜10月31日
  • 2回目:11月の月末まで

変えた後

  • 1回目:始まりを早めて
    10月21日〜10月31日(11日)
  • 2回目:その分短くして
    11月28日〜11月30日(3日)
    うち2日は勤務日

合わせて14日、2回とも月末を含む形はそのままです。

予定日より早く生まれた時は、産後パパ育休を取れる期間が変わります。

早く生まれた時の決まり

  • 取れるのは、生まれた日から予定日の8週間後の日まで
  • 13%の上乗せの「通算14日」⁠も、この期間の中で数える
  • 休みの始まりを早める変更は、法律では1回に限り申し出られる

変え方の細かい決まりは、会社に確かめてください。

会社に伝える前に、確かめておくこと

同じように迷っているパパと、休んでほしいけれど職場に悪いと感じているママへ。

妻の妊娠・出産を会社に伝えたら

会社がすること

  • 育休の制度を本人に知らせる
  • 取るかどうかの意向を確かめる

会社がしてはいけないこと

  • 申し出を理由に不利益に扱う
  • 取ったことを理由に不利益に扱う

どちらも、育児・介護休業法で会社に決められていることです。

してはいけない不利益な扱いには、解雇なども含まれます。

そのうえで、私の経験から、相談の前に確かめておきたいことをまとめます。

会社に伝える前に確かめること

  • 上司に伝える時期
    私は予定日の約7週間前に相談
  • 申し出の期限
    原則、休みが始まる日の2週間前。会社によっては最長1か月前
  • 2回に分けるなら、2回分を最初にまとめて申し出ること
  • 休みに月末が入るか
    入る月は、保険料が本人分も会社分も免除
  • 合わせて14日以上になるか
    13%の上乗せを、パパもママも受けるための条件の1つ
  • 休みに勤務日が入っているか
    公休や週末など、働く義務のない日だけの期間は、育休として申し出られない
  • 予定日より早く・遅く生まれた時に、どう組み直すか・どう手続きするか
  • 会社が受けられる助成金があるか
    中小企業が対象。窓口は都道府県労働局

出産予定日と給料、産後パパ育休の日程を入れると、受け取れるお金と、保険料が免除になる月が出ます。

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書いた人

運営・執筆

RYU

堺市で2人の子を育てる父です。妻は1人目の育休明けに職場へ戻り、2人目で再び産休・育休に入りました。休むあいだのお金の出入りを月ごとに知りたくて育休手当の計算ツールを作り、数字は国や市の公式の情報で確かめています。

社会保険労務士・税理士ではありません。確認は会社・ハローワーク・年金事務所で。

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出典(一次資料8件・2026年10月22日に確認)
  1. 厚生労働省 リーフレット『両親で育児休業を取得しましょう!』(産後パパ育休/2026年10月22日確認)
  2. 厚生労働省『育児・介護休業法』改正後全文(令和7年10月1日)(7条1項・9条の2第1項・9条の3第3項・第4項・9条の4・10条・21条1項/2026年10月22日確認)
  3. 厚生労働省 通達『育児・介護休業法の施行について』(令和7年10月1日)(印刷された頁で20頁〈第2の5(2)〉・45頁〈23(1)〉・46頁〈25(1)〉/2026年10月22日確認)
  4. 厚生労働省『育児休業等給付の内容と支給申請手続』2026年8月1日改訂版(13頁/2026年10月22日確認)
  5. 日本年金機構『従業員(健康保険・厚生年金保険の被保険者)が育児休業等を取得・延長したときの手続き』(1.概要(2)〜(4)/2026年10月22日確認)
  6. 厚生労働省『両立支援等助成金』(問い合わせ先/2026年10月22日確認)
  7. 厚生労働省『2026(令和8)年度 両立支援等助成金のご案内』(1頁/2026年10月22日確認)
  8. 厚生労働省『両立支援等助成金(出生時両立支援コース)支給要領』(令和8年4月8日改正)(0101・0301・0301a・0302a/2026年10月22日確認)